つみたてNISAと米国株
2018/2/7、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比−4.07%
楽天VTIは前日比−4.62%
現地時間2月5日の下げを反映してエゲツないくらいに下へ下へ。
・米国株
現地時間2月6日の米株式市場は荒い値動きだったが一応反発。
(・ω・`)指数も前日比+2.90%と反発。
今後の動きはどうなることか。
現地時間2月5日のNYダウ 大幅安!
今日は『アップル、次の戦略2』を予定していたけど、ダウの暴落を受けて予定変更。
ダウ暴落ランキングは発表します!
現地時間2月5日(日本時間2月6日)にNYダウが大きく下落した。
下落幅一時−1600ドルに迫る勢いで、終値で見てもおよそ−1200ドル。
下落率で見ると前日比−4.60%という、近年稀に見る下げとなった。
リーマンショックの記憶が蘇り、恐怖に震えた投資家も多かったのではないだろうか。
逆に、昨今の上昇相場に乗り遅れ買い参入の機会を待っていた投資家は「もっと下がれ」という気持ちでいるに違いない。
ではこの下げを記念して(?)NYダウ終値基準での前日比下落率をランキング形式で振り返ってみたいと思う。
ちなみに下落幅じゃなくて『下落率』のランキングだよ。
今と昔ではダウの価格が全然違うから、下落幅は当然近年の方が高くなる。
『下落率』でみないと実際のところどれくらい下がったのかがわからないからね。
では下落率ランキング、ワースト5位からスタート!
下落率ランキング
・ワースト5位
1929年11月6日 −9.92%
これは『ウォール街大暴落』のきっかけとなった10月24日からおよそ二週間たった日。
当日だけでは飽き足らず、二週間後にこのような大きな下落が起きた事は、当時の投資家は相当肝を冷やした事だと思うのである。
なむなむ(・ω・`)
・ワースト4位
1929年10月29日 −11.73%
ワースト4位もウォール街大暴落に絡んだ日だよ。
壊滅的な二日目、世界的な長期の経済不況への入り口に一歩入った日。
株価暴落はこの前日にも・・・。
・ワースト3位
1929年10月28日 −12.82%
この日が壊滅下落と言われた日の始まりにして、『ウォール街大暴落』でもっとも下落率が大きかった日。
きっかけとなった最初の暴落は10月24日に起こったが、それはあくまできっかけに過ぎなかったという事。
1929年10月28〜29日の2日間で合わせて−24.55%という驚異の下落。
この時のアメリカ株式市場は強気相場であり、株投資ブームが起こっていた。
株高を警告する声もあったが一蹴されてしまった模様。
ウォール街大暴落のきっかけとなった日、1929年10月24日は『ブラックサーズデイ』と呼ばれている。
当時の投資家さんご愁傷様でした、成仏してくれたまへ(・ω・`)
・ワースト2位
1987年10月19日 −22.61%
ブラーックマンデーヽ(*´∀`)
ひゅーブラーックマンデーヽ(*´∀`)
はい、世にも名高い『ブラックマンデー』でございます。
ブラックマンデーが起きた理由は色々語られているけど、どれが正しいとか、どれが間違っているとか明確な理由は無いとも言われている。
「理由はわからないが下がったから売っておこう」という、まさに当時は売りが売りを呼ぶ感じだったのだろうか?
ブラックマンデーは当然のようにアジア市場、ヨーロッパ市場にも影響を及ぼし、世界恐慌の引き金となってしまったみたい。
そんな中で当時の日経平均はバブルの真っ只中。
ブラックマンデーの下げは半年後の1988年4月には取り戻し、その後さらに上昇。
1989年12月29日に史上最高値の38,915円89銭をつけましたとさ。
バブルの雰囲気はすごいって話も聞くけど、関係ない実感なかったっていう話も結構聞く。
今も株価は上がっているけど、関係ない実感ないっていう人が多い気がする。
まだまだ投資に不安を持つ人が多いって事なんだろうね。
許容範囲でやればリスクは少ないと思うんだけど、なかなか自分で調べて投資を始めるっていうのはハードル高いよね。
話しがそれたけど、ついにワースト1位の発表です!
栄光の(?)ワースト1位
・ワースト1位
1914年12月12日 −24.39%
第一次世界大戦の真っ只中、ブラックマンデーを超える下落率を記録しているよ。
ちなみに12月12日は第一次世界大戦の影響で7月末から5ヶ月ほど閉鎖していた株式市場が再開した日だよ。
それにしてもすごい下落率だね!
と、言いたいところなんだけど実はこれ正しくないというか、株価が下落したわけではないんだよね。
この下落は1916年に当時のダウ平均の構成銘柄が12銘柄から20銘柄に変更された事が関係している。
構成銘柄が増えたダウ平均のパフォーマンスを調べるために、20銘柄だった場合のダウ平均をさかのぼって計算。
そしてウォールストリートジャーナルの編集者が12月12日を合理的な区切り点とした。
その結果、取引停止前の7月30日、12銘柄時代のダウ平均終値と、取引開始後再計算され、20銘柄だった場合の12月12日のダウ平均終値を比較する事になってしまったために、−24.39%という事になってしまったのである。
実際の1914年12月12日、取引再開後の12銘柄ダウ平均終値は、取引停止前の7月30日、12銘柄ダウ平均終値と比較して上昇して終わっているにも関わらずに。
数字のトリックってやつだね。
つまり、実際のワースト1位は『1987年10月19日 −22.61%』
ブラックマンデーと呼ばれている日という事になる。
おめでとう!ブラックマンデー!
当時ブラックマンデーを経験した投資家はまだご存命のはずだから、今回の下落はへっちゃらだったのだろうか?
いや、むしろ悪夢がよみがえって恐怖に打ち震えた可能性もあるか。
−4.60%なんてワースト10にも入らない
ちなみに、2018年2月5日の−4.60%という下落率はワースト10にも入らない下落率なんだよ。
ワースト10は1933年7月21日の−7.84%。
これに比べれば−4.60%なんてへっちゃらさ。
とは言え、一時は−1600ドル近く、−6%を記録した事を考えると十分、いや十二分にランキング入りする事もありえた。
ダウ120年の長い歴史。
日数にしておよそ43800日。
ワースト10に入るという事は、43800分の1という稀有な出来事になる。
2018年2月5日は43800分の1、0.002%の事が起こり得た1日だったという事に他ならない。
おぅ・・・怖い怖い。
これらからこんな出来事は当然のように起こって来るんだろうなぁ。
長期投資というのは意外と難しいのかもしれない事を実感したよ。
それじゃあ、また(・ω・`)