しょぼーんのレバレッジ投信&ETF長期投資記録

レバレッジ投信&ETFでお金持ちになりた〜い

もの言う株主、ハゲタカからカクレクマノミになる

つみたてNISAと米国株

 

2018/2/23、7:00時点での状況だよ。

・つみたてNISA

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たわら先進国は前日比−0.45%

楽天VTIは前日比−0.46%

来週半ばには3月になるけど、まだまだプラス圏には程遠いね。

 

・米国株

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 現地時間2月22日の米株式市場は高安まちまち。

ダウとS&P500は前日比プラスでナスダックはマイナス。

 

(・ω・`)指数は前日比+0.41%の上昇。

このままいけば2月末の評価損益率はプラス二桁で終わりそう。

 

儲けるために株を買うのだ

 

皆さんは「なぜ株を買うのか?」と問われればなんと答えるだろうか。

その企業を応援したいから、配当金が欲しいから、売買差益で稼ぐため。

 

答えは様々だろうが、99%の人が儲けるために株を買っていると言っても過言ではないだろう。

 

(・ω・`)『しょぼーん』も儲けるために株を買っている一人さ。

 

買った株で儲けるには、株を買った企業の価値を高める事が重要となってくる。

ではそのために何か出来る事はあるだろうか。

 

その企業の商品を買う、SNSなどで買った商品をアピールする、友達にオススメするなど、まあやろうと思えば出来る事はある。

 

だがその程度で、自分一人でそれらをやったところでその企業の価値は高まるだろうか?

答えは『基本的には』否である。

 

『基本的には』と冠したのは、実は例外があると言う事だ。

それこそが『もの言う株主』である。

 

企業の株を買い占めてもの言う株主になり、経営に口をはさめるようになれば「こうすれば企業価値を高められるのに」という、自分なりの考えを実行する事ができるのである。

 

もの言う株主になる方法

 

株には一株、または一単元につき一つの議決権がある。

だが一株だけ持っていても、その議決権にはなんの力も無い。

 

しかしたくさん持っていれば話しは別だ。

発行済株式総数に対して一定数以上の割合を保有していれば、企業の経営に色々と口を出すことができる。

 

俗に言う『もの言う株主』になる事が出来る。

とりあえず経営に口出しできる保有割合だけを表にしてみたよ。

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普通決議とか特別決議とか書いてあるけど、簡単に言えばその企業の発行済株式総数に対して『33%超』の株式を保有する事が出来ればもの言う株主になる事が出来る。

 

極端な例で説明しよう。

「A社 発行済株式総数100株 貯金100億円」の企業がある。

貯金からどの程度配当に回すかを決定できる権利は発行済株式総数の50%超、51株必要。

 

『パターンA』

100株のうち経営陣が51株(50%超)、(・ω・`)『しょぼーん』が49株持っていた場合。

 

〜株主総会にて〜

(・ω・`)「貯金100億円あるなら配当金として株主に一株につき1億円ちょうだい」

 

経営陣「ムリです(強気)」

 

(・ω・`)「ですよね」

 

49株しか持っていない(・ω・`)『しょぼーん』は、51株を保有する経営陣にムリって言われたら諦めるしかない。

 

 

『パターンB』

100株のうち経営陣が49株、(・ω・`)『しょぼーん』が51株持っていた場合。

 

〜株主総会にて〜

(・ω・`)「貯金100億円あるなら配当金として株主に一株につき1億円ちょうだい」

 

経営陣「ムリです・・・(震え声)」

 

(・ω・`)「・・・ムリじゃないよね」

 

経営陣「ハイ・・・(泣き声)」

 

51株持っている(・ω・`)『しょぼーん』にはたとえ経営陣であろうと逆らう事は出来ない。

 

泣く泣く貯金から51億円を配当金として支払う事になりましたとさ。

めでたしめでたし。

 

え?めでたくないって?

企業側がかわいそうだって?

 

そんな事知らないよ。

お金が手に入ればいいんだよ(・ω・`)

 

最近のもの言う株主は企業と共存関係に

 

とまあこんな感じで、株を買い集め、経営権を牛耳り、短期的な自分の利益だけしか考えていない、いわゆるハゲタカ的なもの言う株主は多かった。

 

「多かったと」言う過去形なのは意味がある。

実は最近のもの言う株主は株を買い集めた企業と共存関係にある場合も増えてきた。

 

今までの様に表で行動するのではなく裏方に回り、企業の価値を高める様な提案をし中長期な発展を促す、企業側にも利がある行動をとるもの言う株主が多くなってきている。

 

カクレクマノミとイソギンチャク的な関係であるな。

けっして仲が良いとかではなく、利害の一致による関係である。

 

例えば大流行となった任天堂の『ポケモンGO』だが、任天堂はスマホゲームには反対だった。

 

だがもの言う株主、とあるヘッジファンドは任天堂がポケモンGOを開発する前から「スマホゲームをやるべきだ」と何度も提案していたと言う。

 

この提案がどの程度任天堂のスマホゲーム市場進出に影響したかはわからないが、成功の度合いを見る限り、企業価値を高めるに値する提案であった事に間違いはないだろう。

 

だがこの例はあくまで結果的に良い提案であったと言えるものであって、実際のところは企業側からすればもの言う株主という存在は煙たいものだろう。

 

企業側ともの言う株主の意見が対立する事は多々ある。

現に米ゼロックスと米ゼロックスのもの言う株主が絶賛対立中である。

 

富士フイルムホールディングスが米ゼロックスに対し買収を提案。

米ゼロックスはこれを受け入れているのだが、米ゼロックスのもの言う株主が反対しているのだ。

 

裁判所に買収差し止めを求めて提訴する事態にまで発展しており、泥沼化しそうな状況である。

 

うーむ、この問題を見る限り企業ともの言う株主の関係をイソギンチャクとカクレクマノミの関係というのは時期尚早であるな。

まだまだ良い関係を築くまでには時間がかかりそうである。

  

 もの言う株主になる必要はない

 

大量に株を買い集めれば誰でももの言う株主になる事はできる。

 

もの言う株主の多くはヘッジファンドや投資会社などの機関投資家であり、仕事として利益を極限まで追求するために、必要とあらばもの言う株主となる。

お金があれば個人であっても可能な事である。

 

さて!ここであなたに質問です。

もしあなたに任天堂の株を33%超買えるお金があったら、あなたはもの言う株主になりますか?

 

ちなみに2018年2月17日時点で任天堂の発行済株式総数はおよそ1億4170万株、時価総額にしておよそ6兆5000億円。

 

その33%超の株を買うのに必要なお金は2兆1700億円である。

 

ちなみに(・ω・`)『しょぼーん』は絶対にならないよ!

 

2兆円も持ってたら働きもしないよ。

 

一生かかっても使いきれない金額だよ2兆円って。

家の電卓だって9999億円までしか計算できなよ。

 

日割り計算できないよ、これじゃあ。

えーっと、人生80年と考えて、一年365日だから・・・

 

出ました!一日あたり6500万円使えます!

やったね!

 

・・・・・・。

うん、何もやったねじゃないね。

ふぅ、きっと疲れているんだ。

 

よし、今日は帰ってきたら美味しいものを食べて、温かいお風呂入って、温かいお布団で早く寝よう。

 

そして幸せな夢を見るんだ。

 

それじゃあ、また(・ω・`)