つみたてNISAと米国株
2018/3/10、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比+0.96%
楽天VTIは前日比+0.92%
3月は2月の下げを取り戻すかの様な上昇基調。
プラス圏も近づいてきた。
・米国株
現地時間3月9日の米株式市場は主要三指数そろって前日比+1.70%を超える上昇。
雇用統計の数字が良かったのと、賃金の伸び鈍化で利上げペースは加速しないとの見方がでて株に買いが入った模様。
(・ω・`)指数も前日比+2.39%の力強さ。
あとビザから配当金で1.68ドル、税引後1.51ドルいただきました。
その堅実さは正しいのだろうか
米国株ブログを見ていると『バフェット流』や『シーゲル流』と言った文言がよく書かれている。
バフェット流は『オマハの賢人』や『投資の神様』と言われているウォーレン・バフェットの投資手法を参考に投資。
シーゲル流は名著『株式投資の未来』でおなじみのジェレミー・シーゲルの投資手法『成熟優良企業・高配当・再投資』の考えを参考に投資を行っている。
どちらの手法にも共通している事は、世界的で堅実で確実な大企業に投資する事を是としている事である。
バフェット流・シーゲル流、どちらも長期投資を前提として株を買っておりすでに確固たる地位を築き上げている企業が好きなのである。
コカコーラやプロクター&ギャンブル、クラフトハインツ、マクドナルドetc…。
誰もが聞いた事のある有名企業が鉄板である。
言ってみれば『堅実』な投資である。
もう一つ共通点をあげるなら『グロース株は買わない』という事である。
ウォーレン・バフェットはバリュー投資で財を築き、ジェレミー・シーゲルが実行すべきと言っている戦略はグロース株では不可能である。
だが本当にバフェット流・シーゲル流投資家の『堅実』『グロース株は買わない』という手法は正しいのだろうか。
大型グロース株ETF『VUG』と大型バリュー株ETF『VTV』を比較すると過去3年、5年、10年の上昇率はいずれもVUGがVTVを上回っている。
VUGは2008年3月〜2018年3月の10年で+150%の上昇。
VTVは2008年3月〜2018年3月の10年で+80%の上昇。
堅実な投資を是としグロース株を買わない、いや買う事の出来ないバフェット流・シーゲル流投資家は2倍近くになるこの差をどの様に考えているのだろうか。
酸っぱいブドウと言い続ける投資家
バフェット流・シーゲル流投資家に限らず、グロース株に投資しない人はAmazon(アマゾン)を引き合いに出してよくこういう事を言う。
「現在の株価は割高でありいつか下落する」と。
ではその「いつか」っていつくるのだろうか?
Amazonの株価がPER基準で割高じゃなかった時期はこの10年なかったのである。
下手したらこの10年ずっと下落する下落する言ってる人もいそうなくらいである。
そう言ってAmazonの購入をためらっていた結果、儲ける機会をみすみす逃している事に気がつくべきである。
現にバフェット流投資家が参考にするウォーレン・バフェットはAmazonに投資しなかった事を後悔しているのである。
あなたが酸っぱいと言っているブドウはとっても甘いかも知れないのである。
株式投資は堅実に限る
もしあなたがこれから米国株に投資を行い資産を増やしたいのであれば、グロース株は買わずに堅実な投資をするのである。
「は?」
と思ったであるか?
ここまで散々バフェット流やシーゲル流に疑問を投げかけ、グロース株推し感満載の内容だったのにって思った方もいるだろう。
いや、だってグロース株ってほぼギャンブル、誰も知らない未来の大企業を当てなくてはいけないのである。
それにひきかえバフェット流・シーゲル流投資は、過去のデータに基づいて確実性の高い投資手法なのである。
『バフェット流・シーゲル流投資家100人』vs『グロース株投資家100人』で20年後の資産増加人数勝負したら前者が圧勝するのは目に見えているのである。
前者は過去から現在まで堅実で確実な地位を確保している大企業への投資。
後者は見えない未来の業績と割高な株価の新興企業への投資。
どちらのリスクが高いかは言うまでもないだろう。
また前者の保有銘柄はかなり似通ってくる事が予想され、全員が確実に少しずつではあるが資産が増えていく可能性が高い。
一方の後者は個人の好みでかなり分かれるだろう。
数少ない大当たりを引く可能性もあるが大多数、9割近くもしくはそれ以上の投資家がハズレを引く事になり、『0』か『100』かのギャンブルに近い投資なのである。
と言う事で、もしこれから米国株に投資を行うのであれば、堅実な企業に投資する事をオススメするのである。
どうしてもグロース株を買いたいのであれば資産の1割、多くても2割程度に収めるのがいいと思うのである。
(・ω・`)『しょぼーん』を参考にしてはいけない
バフェット流・シーゲル流投資家の堅実な投資に疑問を投げかけ、「まだグロース株買わないの?」と全力で煽り、その後すぐさま堅実な投資がオススメと手のひらを返した。
そんな(・ω・`)『しょぼーん』の保有銘柄はほぼグロース株である!
どうだ!参ったか!
ガハハ!
あぁっ!!やめて!
怒りのあまりツイッターを炎上させないで!
掲示板に誹謗中傷書き込んだりしないでおくれ!
まあ、お怒りもごもっともである。
30度を超える真夏の炎天下で「こんな暑い日は絶対アイス食べた方がいいよ!」って力説しておきながら、焼き芋食べてるみたいなものだからね。
「なに焼き芋食っとんねん」
って話しだよね。
参考までに保有銘柄と割安・割高目安のPER(株価収益率)をば。
PERは3月9日のbloomberg(ブルームバーグ)のホームページを参照したよ。
・Apple(アップル)ーPER18.39
・Visa(ビザ)ーPER33.45
・Amazon(アマゾン)ーPER340.37
・Facebook(フェイスブック)ーPER29.61
・GrubHub(グラブハブ)ーPER132.49
・Google(グーグル)ーPER31.35
Appleを除いて軒並みPER30倍を超えているよ。
PERの数字は『何年で元が取れるか』とも言われているから、今Amazonの株を買ったら元が取れるのは340年後だよ。
GrubHubの132年後は科学や医療が発展していれば、もしかしたら(・ω・`)『しょぼーん』は生きているかも。
とまあこんな具合にゴリゴリのグロース株投資家なのである。
良い子は真似してはいけないのである。
リスクの背負いすぎは大損する典型だからね。
20年後のこの保有銘柄達は一体どうなっている事やら・・・。
それじゃあ、また(・ω・`)