たわら先進国vs楽天VTI 週間動向
2018/5/8〜12のたわら先進国vs楽天VTIの週間動向だよ。
ゴールデンウィークが終わって、先週の寂しいたった二日分のグラフから五日分のグラフに戻ったのである。
やっぱりグラフはこうじゃないとね。
今週は右肩上がりの一週間となった事で、たわら先進国・楽天VTIともにプラス圏に浮上したのである。
両投信がプラスになるのは2月3日以来、実に3ヶ月以上ぶり。
良きかな良きかな。
この右肩上がりを見る限りでは、世界的にリスクオンムードが広まっていると言えるわけだが、不安要素がないわけではない。
現地時間5月8日にトランプ大統領が表明したイラン核合意離脱がその一つである。
2015年7月にアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・ロシア・中国の6ヶ国とイランが結んだ合意で、イランが核開発を大幅に制限する見返りに米欧が経済制裁を緩和するという内容である。
実はトランプ大統領は大統領選挙中からこのイラン核合意から離脱する事を公約として述べており、今回その公約を実行したわけである。
数ヶ月以内に最高レベルの経済制裁を制定し、イランへの制裁を再開するための大統領覚書に署名すると語っている。
経済制裁再開でヤケになったイランが中東情勢を不安定化させ、イランとイスラエルによる戦争に繋がる恐れもある。
場合によってはアメリカがその戦争に参加する可能性も。
そうなれば世界的にリスクオフの動きが加速して株は売られる事だろう。
まあ今のところこの件に関しては株式市場の反応は織り込み済みって感じで、表明当日も市場がそこまで荒れる事はなかったのである。
ただ今後どうなるかはわからないので不安要素にかわりはない。
この他にもイタリアでEUに懐疑的な政党二つ、『五つ星運動』と『同盟』による連立政権が発足しそうなのも気になるところ。
もしかしたらイタリアがEU離脱を宣言なんていう、ブラックスワンを誕生させる可能性もゼロではない。
せっかく年初の下落から上昇に転じてきたのに今後も不安要素が色々とある。
一難去ってまた一難。
戌年は株高で『戌笑い』との相場格言もあるのだが、さて今後の株式市場はどうなる事やら。
それじゃあ、また(・ω・`)