つみたてNISAと米国株
2018/5/17、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比−0.16%
楽天VTIは前日比−0.08%
両投信とも下落したが、昨日の株式市場の下げを考えると微減と言ってもいいレベルである。
為替が円安方向に動いた結果、思ったより下がらなかったのかな。
・米国株
現地時間5月16日の米株式市場は反発。
前日比でダウ+0.25%、S&P500+0.41%、ナスダック+0.63%の上昇となり、昨日の下落から反発した。
(・ω・`)指数は前日比+0.72%の上昇。
銘柄別に高安まちまちで、大きく上昇したのがグラブハブ+1.99%、アップル+0.93%、一番下げたのはフェイスブックで−0.61%だったのである。
昨日の米株式市場は米長期金利が急上昇した事を受けて大きく下落。
本日も3.095%まで上昇したが昨日の様な株売りは出てこず前日比プラスで終了。
一応の落ち着きを見せた株式市場だったのである。
ただ世界的には米長期金利上昇以外にも、まだまだ株式市場に対する不安材料は残っている。
アメリカ・カナダ・メキシコによるNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉の合意や、米朝首脳会談の可否など数あるが、なかでも個人的に一番気にかけているのが、イタリアの政権が今後どの様な方針を示すかである。
今、イタリアの政権を握りそうなのが極右政党『同盟』と大衆迎合主義(ポピュリズム)政党『五つ星運動』による連立政権。
この連立政権が先日色々と提唱したのだがその内容は、法人税・所得税を一律15%、低所得層へのベーシックインカム、不評な年金改革の撤回などである。
一見すると減税政策と低所得層の保護で良さそうだが、どれもこれも国の負担が増加して財政赤字が増大する。
イタリアの財政赤字は深刻で、ローマやミラノの主要駅には大きな『借金時計』が設置されている程である。
今回提唱された事は財政赤字の拡大を伴い、EUと合意した財政ルールと相容れない。
実際に実行に移せるかは定かではないが、『同盟』と『五つ星運動』は両党ともに基本的に反EUであり、EUとの対立が深まりそうな気配。
最悪のケースを想定するならEU離脱も言いかねないのである。
昨日のイタリア株式市場も両党の提唱を受けて、政治的リスクが強く意識され−2.32%と大きく下落。
イタリアの政治問題はあんまり注目されていないが、だからこそブラックスワンになる可能性がある。
イタリア発、激辛アラビアータは勘弁である。
それじゃあ、また(・ω・`)