つみたてNISAと米国株
2018/5/29、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前週末比−0.31%
楽天VTIは前週末比−0.24%
本日の米株式市場と昨日のロンドン株式市場は祝日でお休み。
ただ開いていたヨーロッパのドイツやイタリアなどの株式市場は軒並み下落。
明日のたわら先進国の評価損益率は、もしかしたら1%切るのではないだろうか?
・米国株
現地時間5月28日の米株式市場はおやすみ〜。
よって動きなしなのである。
先週末に中止の書簡を北朝鮮に送ったと発表したトランプ大統領だが、米朝首脳会談が開催される可能性はある、との発言もしており、明日の米株式市場はどう反応するのやら。
もうどーにでもなーれー。
楽天の株価が下げ止まらない
4月10日に下記の様な記事を書いた。
ざっくり内容を説明すると、「将来の期待は低いし、信用買い残多いし、機関系に空売り&現物売りくらってるから株価が上がらん」って内容である。
この記事を書いた時の楽天の株価は828円ほど。
そして昨日、5月28日の株価は722円。
二ヶ月も経たないうちに13%も下落しているのである。
こりゃあダメだ。
もはや期待とか、信用買い、空&現物売りとか、テクニカル面だのファンダメンタルズ面だので下げているという話ではない。
楽天への信頼・信用が失墜しているから下げ止まらないのだと思う。
嫌われてたら何を言っても下がる
なぜ楽天への信頼・信用が失墜していると思ったのかって話だが、最近の投資家の楽天に対する反応がそれを裏付けている。
携帯事業や損害保険への参入、所有するサッカーチーム『ヴィッセル神戸』へのイニエスタ移籍など、色々と発表しているが投資家の反応は結構辛辣である。
「携帯事業?いまさら?」
「損害保険参入?そんな弱小会社買収してどうすんの」
「イニエスタに33億使うなら株価どうにかしろ」…etc
何か新しい事を発表するたびに、辛辣な言葉を浴びせられ、株価は下へ下へと一方通行。
完全に楽天は投資家に嫌われているのが見て取れる。
もし好かれていたらこれらの発表に対する反応は真逆だろう。
「携帯事業だって!?楽天なら何かやってくれそうだ!」
「大成功している楽天カード事業も弱小会社を買収からだった。今回もいい買い物したんじゃないか」
「イニエスタ移籍!?ヴィッセル神戸ヤバイな!」
どれもこれも好材料扱いで、株価も上昇する可能性が高いと感じる。
信頼度が高いか低いかで、同じ内容でも天と地ほど反応には差があるものである。
好かれていたら何を言っても上がる
本当に信頼度の差で、そこまで反応に差がつくのか疑問に思う方もいるだろう。
という事で、わかりやすい例としてアマゾンを引き合いに出したいと思う。
アマゾンも去年から楽天と同様に、色々と将来に向けた新しい試みを開始している。
高級スーパー『ホールフーズ』の買収や無人店舗、従業員向けの保険事業などである。
これらの情報が発表・実行された結果、アマゾンの株価は下落しただろうか。
答えは否。
楽天と同じネット小売であるアマゾンの株価は右肩上がりで上昇している。
これらの発表は全て好意的に受け止められ、株価の上昇を妨げる事はなかった。
「ホールフーズ買収に無人店舗?いまさら実店舗を強化・参入して意味あるの」
「従業員向けの保険事業ってそれ単純に費用負担増えるだけじゃないの?」
もしアマゾンが嫌われていたら、こんな否定的な意見に賛同が集まり、株価は下落していただろう。
そう楽天の様に。
経営者への信頼で株価は上がる
楽天とアマゾン。
なぜこうも信頼度と株価に差がついてしまったのか。
「業績の差」と言う声も多いだろう。
確かに楽天の成長とアマゾンの成長では、世界的にシェアを獲得しているアマゾンの方が優れていると言えるだろう。
だが楽天も決して成長が止まった訳ではない。
売上高も伸びており、ここまで信頼度と株価が右肩下がりになる理由として、業績を上げるのは少し違う気がする。
では企業への信頼度と株価は何を持って上昇するのか。
それは『経営者への信頼』だと思うのである。
経営者は企業を導く大事に舵取り役であり、「この人に任せていれば今後の業績も期待できる」と思わせてくれる存在でなければ、投資家は安心してその企業に投資ができない。
アマゾンの創業者で現CEOであるジェフ・ベゾス氏は、米メディア企業モーニング コンサルトが行った『アメリカのIT大手8人のCEOについての好感度調査』で、3位という高評価を得ている。
一方、楽天の創業者であり、代表取締役会長兼社長でもある三木谷浩史氏の好感度はというと、あくまでネット上の情報ではあるが、社内外および消費者からの評判は・・・である。
経営者の評判でその企業への信頼度・株価が100%決まる訳ではないだろう。
だが楽天の株価が下げ止まらないところを見ると、経営者への信頼度は企業価値に影響を及ぼす要素の一つである事は間違いないと思うのである。
さて、楽天の未来やいかに・・・。
それじゃあまた(・ω・`)