つみたてNISAと米国株
2018/5/30、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前週末比−0.46%
楽天VTIは前週末比−0.27%
イタリアの政治不安でヨーロッパ株式市場が大炎上中である・・・。
今日はついにアメリカの株式市場にまで飛び火して、結構な下落となった。
イタリアでブラックスワンという化け物が爆誕してヨーロッパ爆発しちゃうの?
ピサの斜塔より経済的に傾いちゃうの?
・米国株
現地時間5月29日の米株式市場は大きく下落。
前週末比でダウ−1.58%、S&P500−1.16%、ナスダック−0.50%となった。
(・ω・`)指数も当然下落しており、前週末比−0.57%である。
イタリアの政治不安で米株式市場は急落。
安全資産である米債券が買われて、米10年債の利回りが2.77%の水準まで落ちた。
これを嫌気して銀行銘柄に売りが膨らみ、ダウ構成銘柄ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスが3%超〜4%超の下落で、指数を押し下げた。
ナスダックの大型ハイテク銘柄は意外と高安まちまちで、グーグルは1.50%近く下落したが、フェイスブックは+0.44%、アマゾンは+0.17%上昇している。
イタリアで今年2回目の総選挙
世界中の株式市場でイタリアの政治的リスクをキッカケとした、大きな下落が始まりそうな気配。
今年の3月に総選挙が行われたのに、早ければ7月末に再び選挙が行われそうという事で、「イタリアの政治何やっとんねん」となり不安されている。
ではなぜ再選挙が行われそうなのかを、ざっくりと説明していくのである。
反EU派の『同盟』と『五つ星運動』が連立政権を樹立。
フィレンツェ大学教授のコンテ氏を首相に推薦し、親EU派のマッタレッラ大統領もこれを認めて組閣を命じる。
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組閣人事で反EU派のサボーナ氏を経済相の候補とした。
だがマッタレッラ大統領がこれを容認せず、コンテ氏は組閣を断念して首相指名を返上。
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そしてマッタレッラ大統領は新たな首相として、親EUよりのコッタレッリ氏を指名。
当然『同盟』と『五つ星運動』はこれに反発。
コッタレッリ新内閣は上下両院の投票で不信任となる可能性が高い。
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早ければ7月末にも再選挙が実施される。
こんな流れに今のイタリアはなっている訳である。
大統領も弾劾されるかも
実はイタリアでは大統領の権限が結構強くて、首相任命権や議会解散権が憲法で保障されている。
だが閣僚候補(今回の場合、経済相の候補)を拒否する権利は明文化されておらず、五つ星運動は今回のマッタレッラ大統領の行いを強く批判している。
「選挙に勝ったのに政権に入ることができない。これは民主主義の危機だ」
として、大統領を告発して弾劾を検討すべきだと主張している。
いやー・・・イタリアの政治が混迷の一途である。
3月の総選挙の時点でだいぶ混迷していたけど、もはやカオスな事になっている。
まあでも再選挙くらいならブラックスワンには至らないだろう。
再選挙の結果、EU離脱orユーロ離脱を言いださない限り。
さあ!どうなるイタリア!どうなるEU!
それじゃあ、また(・ω・`)