つみたてNISAと米国株
2018/6/16、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比+0.27%
楽天VTIは前日比+0.64%
楽天VTIの上げはドル高円安で上振れした感じである。
ただ欧州株式市場が弱いのもまた事実・・・。
・米国株
現地時間6月15日の米株式市場は下落。
前日比でダウ−0.34%、S&P500−0.10%、ナスダック−0.19%となった。
(・ω・`)指数は前日比−0.69%だった。
保有銘柄はビザが+0.07%上がっただけで、ほぼ全面安である。
本日の米株式市場は米中貿易戦争懸念で売り優先。
中国比率が高いボーイングやキャタピラーを中心に売られて、ダウは一時280ドルも下落した。
また原油先物価格が−3%超の下落となり、シェブロンやエクソンモービル、ゼネラルエレクトリックなど石油関連も安い。
さらにさらに、この頃上昇していたフェイスブックやアマゾンなど、ナスダックの大型ハイテク銘柄にも利益確定売りが出ている。
週末ということもありリスクオフが意識された一日となったのである。
アメリカの対中関税 第1弾は340億ドル規模
今年に入ってからアメリカのトランプ大統領は『アメリカファースト』の旗印の下で、他国からの輸入品に対して追加関税を課す取り組みを強化している。
手始めに3月から、輸入される鉄鋼に25%、アルミに10%の追加関税を課し始めた。
そして特定の国を狙い撃つ形での追加関税を7月から本格的に発動する。
6月15日、米通商代表部(USTR)は7月6日付で中国から輸入される知的財産およびハイテクに関する製品対して25%の追加関税を課すことを発表した。
その規模は818品目、340億ドル相当にのぼる。
またこれはあくまでも『第1弾』であり、時期は未定だが『第2弾』としてさらに284品目、160億ドル相当の輸入品に対しても追加関税を課す方針を示している。
つまるところアメリカは中国に対して1102品目、総額500億ドル相当の輸入品に追加関税を課す方針なのである。
500億ドルって5兆5000億円でっせ・・・。
こんなことされたら中国も当然黙ってはいないんやで・・・。
中国の対米関税 第1弾は340億ドル規模
北京時間の6月15日、中国の国営新華社通信が国務院(日本でいう内閣)の発表として、アメリカからの農産品や自動車、嗜好品に対して7月6日付で25%の追加関税を課すことを報じた。
その規模は545品目、340億ドル相当にのぼる。
またこれはあくまでも『第1弾』であり、時期は未定だが『第2弾』としてさらに114品目、160億ドル相当の輸入品に対しても追加関税を課す方針を示している。
つまるところ中国はアメリカに対して659品目、総額500億ドル相当の輸入品に追加関税を課す方針なのである。
500億ドルって5兆5000億円でっせ・・・。
ん?
ほぼ同じ内容をついさっき読んだって?
もしかしたら米欧貿易戦争 夏の陣も始まるかも
イエス、その通り。
今回アメリカと中国から発表された追加関税計画は、品目数は違えど規模も日時も同じなのである。
この〜仲良しさんめ〜(*´Д`*)
っていうことでは当然なくて、中国の追加関税はアメリカの追加関税に対しての報復措置であり、中国は別にアメリカからの輸入品に追加関税を課す方針は本来持っていない。
おそらくこの米中貿易戦争は、アメリカが引けば中国も引くつもりだろう。
でもアメリカは引かないだろうから、中国も黙っているわけにもいかず、同規模の報復措置を取らざるを得ないってわけである。
トランプ大統領のアメリカファーストにも困ったものである。
そしてどうやらアメリカファーストによる、貿易戦争の戦線は中国だけにとどまりそうもない。
EU(欧州連合)もアメリカが6月から鉄鋼・アルミに対して追加関税を発動したことへの報復措置として、アメリカからの輸入品33億ドル相当に追加関税を課すことを検討中。
オレンジジュースやバーボン、ジーンズ、バイクなどに25%の関税をかける計画で、6月下旬から7月上旬にはどうやら発動しそうである。
いやはや・・・あっちこっちで貿易戦争が激化していく様相を見せており、今年の夏は株式市場にとってかなり厳しい年になりそうであるな。
それじゃあ、また(・ω・`)