つみたてNISAと米国株
2018/7/10、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前週末比+0.66%
楽天VTIは前週末比+0.64%
復活の兆しを見せる世界の株式市場。
だが今の楽観的な状況は危険かもしれぬ・・・。
・米国株
現地時間7月9日の米株式市場は3日続伸。
前週末比でダウ+1.31%、S&P500+0.88%、ナスダック+0.88%となった。
(・ω・`)指数も前週末比+1.59%の上昇で、3日連続+1.5%超となったのである。
本日の米株式市場は買い先行。
6日に発表された米雇用統計の結果が良かったこともあり、経済の堅調さが再確認され幅広い銘柄に買いが入った。
米長期債の利回り上昇で金融株や、世界経済への楽観視な見方が戻ってきたことで、ボーイングやキャタピラーなど海外売上比率が高い銘柄が大きく上昇した。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが中国本土での販売停止仮処分を受けて、不安視されていた半導体関連及びフィラデルフィア半導体指数は、一時マイナス圏で推移したが、取引終盤にはプラスに転じた。
何も解決していない楽観はただの思考停止
世界の株式市場に目をやると、昨日は日本も欧州も中国も買い先行で大きく上昇している。
ドイツでは5月の輸出が予想以上に増加したことを受けて、欧州最大の経済国が貿易摩擦で失速するとの懸念を和らげた。
世界経済は大丈夫だという見方が投資家の間で広まり、世界中の株式市場にお金が戻ってきている。
だが、この楽観的な見方が世界に広まっている現状は、はっきり言って危険と言わざるをえない。
貿易摩擦の影響はまだ各国の経済指標に反映されていないし、イギリスの株式指数FTSE100の上昇は、政権不安に端を発したポンド安による輸出・国際的銘柄が買われただけで、国内銘柄は売られている。
また政権不安は長期的に見れば当然株価には重石である。
先日の米中相互追加関税もまだ第1弾が実施されただけだし、アメリカの利上げも続き、欧州の金融緩和政策も12月に終了する。
株価にとって良くない材料は豊富にあり、今の楽観的な見方はそれらに目をつぶり、ただ不安を先送りにしているにすぎない。
このままいくと手痛いしっぺ返しをくらうのは確実であり、あまり大きな資金を投入するのは今は避けた方がいいかもしれない。
『つみたてNISAのようなコツコツ買い』&『暴落待機の資金温存』の合わせ技が有効な相場だと個人的には思っているのである。
それじゃあ、また(・ω・`)