つみたてNISAと米国株
2018/10/18、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比+1.89%
楽天VTIは前日比+2.71%
たわら先進国がプラス圏に復帰である。
このままゴーゴー!
・米国株
現地時間10月17日の米株式市場は下落。
前日比でダウ−0.36%、S&P500−0.03%、ナスダック−0.04%となった。
(・ω・`)指数は−0.05%の下落でほぼ変わらずである。
昨日の大幅上昇の反動で売り優勢で始まった序盤。
その後上昇に転じたが、FOMC議事録で利上げの継続が再確認されるとまた下げに転じた。
IBMの決算内容が悪かったこともありハイテク銘柄の上値も重かった。
ただ好調なアメリカ経済からの業績期待もあり下値は限られているようで、押し目買いの動きもみられた。
ついにカナダで大麻が合法化
2018年10月17日、カナダで大麻が合法化した。
先進国としては初めての試みである。
合法化する事で大麻を国や州の管理下に置き、生産・流通・消費に秩序をもたらすことができるとのことである。
ただ合法化したとはいえ大麻に慎重な姿勢を崩してはおらず、大麻入り食品などの解禁は1年先で、供給体制も厳格に管理されている。
ゆえに需要に対して供給が足りない見通しで、当面は非合法のブラックマーケット産大麻の流通は抑えられそうにない。
これはつまり合法大麻と非合法大麻が出回るってことだから、非合法大麻の取り締まりが逆に困難になるんじゃ・・・。
むしろ合法化で、合法と偽った非合法大麻の流通が拡大する恐れもありそうで、しばらくカナダの治安が心配なところ。
ティルレイは二ヶ月で10倍超の上昇
カナダでの大麻合法化は前々から伝わっており、関連銘柄は合法化前から注目のまとだった。
その代表格とも言える医療用大麻製造・販売のティルレイは7月下旬の上場初値23.05ドルから、わずか三ヶ月後の10月17日時点で6倍超の148ドルまで上昇している。
ちなみに9月19日には300ドルをつけたこともある。
初値から考えると二ヶ月で10倍超というテラヤバスな上昇率である。
まあその日は300ドルをつけた後150ドルまで下落するという、一人リーマンショックで泣いた投資家が多数いたことだろう。
他にも大麻関連銘柄は医療用大麻生産のキャノピー・グロースや、時価総額ベースで世界最大の大麻関連企業オーロラ・キャナビス。
コロナビールで同じみのコンステレーション・ブランズや米小売最大手ウォルマート、コカ・コーラなどの名だたる企業も大麻関連ビジネスに注目している。
また大手ネット証券(SBI・楽天・マネックス)では販売されていないが、ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)という大麻関連企業を30社ほど集めたETFも存在している。
現状では大麻関連企業への投資は投機
ティルレイはのように上場したばかりの企業から、将来的に何かしらの形で大麻ビジネスに参入する可能性のあるウォルマートやコカコーラといった大企業まで投資先の選択肢として存在する大麻関連。
市場規模は2025年には16兆円に到達するとみられており、関連企業への投資は大きなリターンが期待できるかもしれない。
だがしかし合法化されてしまえば大麻ビジネスへの参入障壁は低く、将来有望となれば名だたる企業がこぞって新規参入してくるだろう。
ゆえに個人的にはティルレイのような上場したばかりの大麻専門企業への投資はリスクが高いと言わざるを得ない。
現に一人リーマンショックをすでにやってるし。
またカナダ国内の大麻生産企業は財務諸表や経営陣のコメントなど、情報提供が不十分だとカナダ証券当局から批判されており、資産価値の評価方法にも問題ありと指摘されている。
今の大麻関連企業の株価は大麻合法化というニュースが材料となっているだけであり、その人気に企業価値は追いついていない。
投資ではなく投機的な動きとなっていると言わざるを得ない。
もし大麻関連銘柄を買うのであれば、ゼロになってもいい金額にとどめておくのが無難だろう。
それじゃあ、また(・ω・`)