・つみたてNISAと米国株
2019/1/22、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前週末比+1.46%
楽天VTIは前週末比+1.50%
色々ありつつも2019年に入ってからは好調な株式市場。
アメリカの企業決算、特にIT・ハイテク銘柄が良い決算発表を行ってくれればこのまま右肩上がりを続くてくれるだろう。
・米国株とOneTapBUY
現地時間1月20日の米株式市場は休場。
先週末、トランプ大統領が政府機関一部閉鎖の解除を目的として妥協案を出したが、これを民主党が拒否。
閉鎖がまだ長引くとの見方から先物が荒れるかと思ったが、歩み寄りの姿勢が好感されたからかさほど影響はないようである。
むしろ気になるのは、中国のGDP(国内総生産)が28年ぶりの低水準に落ち込んだことだろう。
アメリカとの貿易問題や中国国内の景気後退懸念で、海外メーカーが逃げているとの話しもあり要警戒やもしれぬ。
日経平均はいつ最高値を超えるのか・・・
株式投資は長期になればなるほど負けの確率が下がる。
これは「大数の法則」と呼ばれる「試行を繰り返すことで、結果は期待値に近づく」という確率論が関わっているらしい。
株式市場に当てはめると、株式市場は長期で見れば右肩上がりだから期待値はプラス。
連続でマイナスになることもあるけど、長い目で見れば期待値の通りプラスで終わる、ってな話しらしい。
ただ日経平均の場合、運が悪いと30年以上プラスにならない可能性がある。
上の画像は日経平均の年代別リターン(前年代末を100とした場合)なのだが、1989年末に100万円投資をした場合、1990年代末時点(1999年)で約48万円。
1999年末に100万円投資した場合、2000年代末時点(2009年)で約55万円。
この1990〜2009年はバブル崩壊→ITバブル→リーマンショックの三連即死コンボを食らった20年。
もし1989年末に日経平均を100万円買っていた場合、2018年末時点でその100万円は約51万円であり、29年経っても元本割れの状態である。
しかも1989年末の日経平均は3万円8915円の史上最高値(終値ベース)だから、あと数年、下手したら10年はプラスにならない可能性があるっていうね・・・。
同じ10年でもリターンに雲泥の差
1990年代、2000年代と最悪の時代もあれば1950年代、1980年代といった最高の時代もある。
1950年代は第二次世界大戦後で疲弊していた日本経済が、朝鮮動乱による輸出特需で好景気となり株式市場が大きく上昇し、10年で100万円が約795万円になっている。
1980年代はいうまでもなくバブルの全盛期である。
ブラックマンデーもあったのだがそれ以上にバブルが強くて、100万円が10年で約592万円になった。
「最悪の最悪1990年代」と「最高の最高1950年代」を比べると、10年リターンの差は16倍という脅威的なもの。
「時の運」が投資生活におけるリターンに多大な影響を及ぼすのである。
でもこれを回避する方法は簡単で、一括ではなく時間を分散して買うだけ。
いわゆるドルコスト平均法と呼ばれる積み立て投資を行うのだ。
1989年末に100万円一括投資(平均取得価額3万8915円)ではなく、各年末(1989〜2008)に5万円×20回=100万円の積み立て投資を行う。
そうすると平均取得価額は1万7509円になり、2018年末時点で100万円が約114万円になる。
なんとバブル崩壊後の最高値から投資を始めてもプラスリターン。
NO 一括投資!OK 積み立て投資!リスク分散は偉大なり!
それじゃあ、また(・ω・`)