・つみたてNISAと米国株
2019/6/21、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比−0.20%
楽天VTIは前日比−0.35%
株価は上がったけど為替で下げた感じかな?
株高でも円高になると下げる、もしくはトントンになっちゃうのが日本の投資家の辛いところだよね。
・米国株
現地時間6月20日の米株式市場は4日続伸。
前日比でダウ+0.94%、S&P500+0.95%、ナスダック+0.80%
(・ω・`)指数は+1.70%
楽天証券のSPXLは+2.84%
利下げ期待でS&P500とナスダックが最高値更新。
ダウ平均もあと76ドル上昇すれば最高値更新となる。
イランが米無人偵察機を撃墜したことに対するトランプ大統領のツイートで上下に振れたが、終わってみればそれも一瞬のことだった。
月末のG20米中首脳会談(予定)で貿易協議進展期待も根強い。
・・・なんだか期待先行で上がってる感が強いですな。
これは1つ歯車が狂うと総崩れのパターンか?
とりあえず来週の米中首脳会談(予定)の前後は要警戒である。
つみたてNISA対象商品=エリート
2019年5月末時点で日本には5,500を超える投資信託が存在している。
その中で、金融庁の厳しい選考基準をクリアしてつみたてNISA対象商品となれた投資信託は、インデックス型142本、アクティブ型18本の合わせて「160本」(2019年5月7日時点)。
5,500超のわずか2,9%であり、まさしく精鋭ぞろいのスーパーエリートたち。
特に目をみはるはその信託報酬の安さ。
特殊な投資信託(確定拠出年金向けやマネープールなど)を退いた、約5,000本の投資信託の信託報酬の平均が1.07%(ETF含む)
これに対してつみたてNISA対象商品となっている投資信託の信託報酬は「インデックス型で0.32%」「アクティブ型で1.03%」という驚きの安さなのである。(金融庁のPDFリンク
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/28.pdf)
信託報酬が高くなりがちなアクティブ型でさえ5,000本の平均値を下回り、インデックス型に至っては3分の1以下。
もしかして、もしかしなくても つみたてNISA対象商品以外の投資信託ってぼったくりなんじゃ・・・。
eMAXIS Slimシリーズはヤバイ
特につみたてNISA利用者に人気なインデックス型の投資信託は、つみたてNISA制度開始から各社がしのぎを削りあい、肉を切らせて骨を断つ、いや、死なば諸共レベルで信託報酬引き下げ競争が行われている。
中でも他社の投資信託を駆逐する気満々なのが、三菱UFJ国際投信が提供している「eMAXIS Slimシリーズ」。
このシリーズのせい(投資家的にはおかげ)で死なば諸共レベルの競争になったといっても過言ではないだろう。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」をモットーに、他社が信託報酬を下げたら同額がそれを下回る信託報酬にすると速攻で発表する。
同業他社からすれば頭がおかしい(悪い意味で)。
投資家からしても頭がおかしい(いい意味で)。
つい先日、ニッセイアセットマネジメントが6月27日から「ニッセイ外国株式インデックスファンド」を含む6つの投資信託の信託報酬引き下げを発表した。
これに三菱UFJ国際投信が追随し「eMAXI Slim先進国株式」の信託報酬引き下げを発表。
しかも引き下げ日はニッセイより早い6月25日にするとのこと。
その結果、ニッセイ外国株式の信託報酬が6月27日以降0.0999%(税抜)となり、eMAXIS Slim先進国株式の信託報酬が6月25日以降0.0999%(税抜)となる。
ついに投資信託の信託報酬が0.1%を切る時代に突入したのである。
これ売っても儲けゼロなんじゃ・・・?
将来はバンガード社のETF級?
とにかく各社身を削る戦略でつみたてNISA対象商品の信託報酬を下げている。
投資家としては非常にありがたい話しなのだが一つ心配もある。
それは信託報酬を引き下げすぎて赤字になり「もうダメです・・・償還させてください・・・」とならないかだ。
つみたてNISAは20年の長期投資が前提の制度であり、途中で償還されたら非常に困る。
まあさすがにそれはないと思いたいが、ここまで安くなると各社の体力が心配になる。
いや、信託報酬が下がるのは投資家としては大歓迎なんだけどね。
信託報酬が下がった分パフォーマンスは向上するからさ。
いずれにせよ、この信託報酬引き下げ競争の行き着く先が楽しみである。
世界的な資産運用会社バンガードのETFクラス(0.05%とか)にまで下がったら、投資家界隈ですごいニュースになりそうだ。
それじゃあ、また(・ω・`)