・つみたてNISAと米国株
2019/6/26、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比−0.28%
楽天VTIは前日比−0.73%
昨日の日中に円高が加速。
対ドルで大きめの動き&VTIの下落で、たわら先進国より楽天VTIの下落が著しくなったのである。
・米国株
現地時間6月25日の米株式市場は下落。
前日比でダウ−0.67%、S&P500−0.95%、ナスダック−1.51%
(・ω・`)指数は−2.82%
楽天証券のSPXLは−3.71%
パウエルFRB議長の講演やセントルイス連銀のブラード総裁の発言をうけて早期利下げ期待が後退。
また米消費者信頼感指数と米新築住宅販売件数も低水準。
加えて週末に開催される大阪G20での米中首脳会談(予定)では「貿易協議再開が目的」とのことで、会談を行ったからといってアメリカによる対中追加関税発動が回避されるかはわからない。
「悪いニュースと悪いニュースがあるんだが、どっちから聞きたい(`・ω・´)?」
って一日だったのである・・・。
日米安全保障条約に不満を示すトランプ大統領
日本時間6月25日の日中、株式市場と為替に大きな動揺が走った。
アメリカのドナルド・トランプ大統領が日米安全保障条約(日米安保)破棄の可能性を側近に語ったとのニュースが流れたせいである。
日経平均は下げ幅を拡大し、ドル円は半年ぶりとなる106円台をつけた。
トランプ大統領は、日本が攻撃された時にアメリカは援助するが、アメリカが攻撃された時に日本は援助することが義務づけられていないことに不満を示したらしいのである。
ただこれはあくまでトランプ大統領の個人的な会話であり、実際に何か行動を起こしたわけではない。
政権関係者も実際に安保が破棄されるような可能性は極め低いとの認識を示している。
今回のニュースは日本の安全保障を大きく揺るがす可能性のある発言だけに「( ゚д゚)!?」となった人も多いだろう。
だがトランプ大統領の日米安保に対する不満は何も今に始まったことではない。
実は1990年に行われた「月刊プレイボーイ(1990年5月号)」の独占インタビューで、不動産王ドナルド・トランプが日米安保への不満を語っていたことをご存知だろうか。
不動産王時代から不満炸裂
「日本を守ることで我々は世界中の笑い者なんだ」
これは「月刊プレイボーイ(1990年5月号)」に掲載された、当時不動産王と呼ばれていたトランプ大統領に行われた独占インタビューの一文である。
インタビューの日米安保に関する内容を要約すると「日本はアメリカを二重に搾取している。日本の石油タンカーを護衛しているのはアメリカ海軍だ。そしてその石油をGMやフォードを打ち負かすために使っている。だが日本は護衛料を払っていない」
「軍用システム(核兵器)を使って世界一裕福な国、日本を守っている。日本を守ることで我々は世界中の笑い者なんだ」
日本がバブルで絶好調だった1990年、当時43歳のトランプ大統領は結構がっつり日米安保への不満を語っている。
2016年に行われた大統領選で在日米軍の撤退や、日本の核保有容認を示唆する発言、安保タダ乗りへの不満を語っていたが、この主張は選挙時のパーフォマンスではなく、実は昔からの一貫した主張だったのである。
ブレない男、それがドナルド・トランプ。
おそらくこの手の話しが出てきた理由は、来年に控えた二期目を目指す大統領選を意識している部分があるのだろう。
最近また強硬姿勢を強めている各国との貿易戦争も含めて、国民に強い大統領をアピールしているのだ。
ただ今回のは序の口で、ツイッターで日米安保に言及してからが本番だろう。
このさきちょこちょこと出てくるトランプ節に株式市場と為替は一喜一憂して、不安定な相場に泣く投資家の姿が目に浮かぶのである。
それじゃあ、また(・ω・`)