・つみたてNISAと米国株
2019/7/26、7:00時点での状況だよ。
・つみたてNISA
たわら先進国は前日比+0.37%
楽天VTIは前日比+0.67%
欧州中央銀行(ECB)の会合後、ドラギ総裁が「今回、利下げの協議はしなかった」と発言したことで高まっていた金融緩和期待がいくぶんか後退した。
ただ将来的な利下げの示唆はしており、秋以降にECBは金融緩和を実施することになりそうある。
イギリスのEU離脱の行方次第でそれなりの規模で金融緩和になりそうな予感・・・。
・米国株
現地時間7月25日の米株式市場は下落。
前日比でダウ−0.47%、S&P500−0.53%、ナスダック−1.00%
(・ω・`)指数は−1.96%
楽天証券のSPXLは−1.65%
今日は引け後にアマゾンとグーグルの決算発表があった。
両社の売上高・純利益・1株利益の確認&ちょっとした補足をするのである。
・アマゾン(前年比)
売上高634億400万ドル(+19.9%)
純利益26億2,500万ドル(+3.6%)
1株利益 5ドル22セント(予想を下回る)
増収増益でパッとみ問題のない決算内容である。
だが決算書を見るに、事業の中核であるネット通販部門の売上高の伸び率は+14%にとどまっており、成長減速懸念がチラリと見える。
まあ最近はどこもネット通販に力を入れだしているから、今までのような伸び率は期待できないだろう。
アップルがサービス部門に力を入れて中核事業(iPhone)の成長減速をカバーしたように、アマゾンもクラウド(AWS)やアマゾンプライムといった成長率・利益率の高い部門に力を入れることで、ネット通販事業の成長減速をカバーできるかがこの先のポイントであるな。
・アルファベット(グーグル)(前年比)
売上高389億4,400万ドル(+19%)
純利益99億4,700万ドル(約3倍)
1株利益14.21ドル(予想を上回る)
アマゾンと同じ増収増益に加えて、1株利益も予想を上回るベリーグッドな決算内容。
純利益が3倍とかいうとんでもないことになっている理由は、前年はEUからの制裁金を計上していたけど、今年はそれがなかったからである。
全体的には問題のない感じなのだが、売上高の8割を占める広告事業の伸び率が+16%にとどまったことは懸念事項。
今までは20%超の成長率を誇ってきたけど、19年1〜3月期に15%に落ち込んでからどうやら回復していないようなのである。
広告事業には最近アマゾンが参入してきたこともあり、競争激化の兆しがみてとれる。
アマゾンと違って他の部門であまり稼いでいないアルファベットからするとこれは結構な痛手になりえる可能性があり、この先注意が必要かもしれない。
・アマゾンとアルファベットの決算まとめ
アマゾンもアルファベットも増収増益で確実に成長はしている。
だがどちらも中核事業の成長率が減速しておりそこは気になるところ。
加えて世界各国で導入が検討されているデジタル課税や、アメリカ国内での規制・監視強化も重しになりえる。
今後はアマゾンもアルファベットも中核事業以外の成長が鍵になりそうな感じ。
その観点から今後の株価を考えると、アルファベットよりアマゾンの方が将来有望ともいえる。
ただアマゾンはすでに期待値が高過ぎて、すべて織り込み済み扱いで株価の上値が重くなる可能性もある。
逆に期待値が高くないアルファベットの方が、ちょっとした材料でも株価がいい方向に反応する可能性もある。
株価ってのは素直に動かないから困ったものである。
素直に動いてくれれば簡単にお金持ちなれるのになぁ(←素直に動いてもムリそうなヤツの発言)
それじゃあ、また(・ω・`)