アメリカのシティグループは、2040年までに宇宙産業の年間売上高が1兆ドル(125兆円)に到達するとのレポートを発表した。
2020年時点での宇宙産業の規模は4,240億ドル(53兆円)と見積もられており、今後20年のうちにで約2.5倍に成長する計算となる。
・打ち上げコスト減が大きな鍵
宇宙産業の要となるのはロケットであり、その打ち上げには大きな費用がかかる。
だが民間企業の参入によりそのコストは大きく減少しており、1980年代と比較して約1/40になっているという。
コスト減の大きな貢献をはたしたのはスペースXであり、2010年に打ち上げたファルコン9をきっかけに打ち上げコストは1キロあたり約2,500ドルまで減少した。
シティグループによると今後の最良のシナリオでは、2040年には打ち上げコストは1キロあたり30ドル、現在の1/80まで減少する可能性があるとのこと。
ロケット打ち上げで関連の銘柄はアストラ(ASTR)やロケットラボ(RKLB)などがある。
・衛星サービスに注目
宇宙産業の約70%を占めているのは衛星サービス。
この衛星サービスがいま新たな需要により活気づきそうだ。
今まではテレビサービスなどが中心だったが、今後は消費者向けのブロードバンドから物のインターネットサービス(IoT)など、幅広い需要が発生してくる
また衛星画像による大気や地表観測などの解析関係の需要も期待されており、シティグループはこの分に大きな利益を見込んでいるとのこと。
衛星サービスに関連する銘柄はスパイアグローバル(SPIR)やブラックスカイ(BKSY)などがある。
とのお話しです(・ω・`)