2022年12月16日(金)、船舶へ燃料を提供するCBL international Limitedがナスダックに新規上場予定。ティッカーは「BANL」。
SECに提出されたFrom-F-1から情報を抜粋してチェックチェック。
・アジア太平洋地域で船舶への燃料補給(バンカリング・ファシリテーター)をワンストップで提供するマレーシアの企業。
・コンテナ船事業者が顧客。収益の約90%が中国及び香港の港湾(燃料引き渡し場所ベース)。
・バンカー燃料の市場規模は2021年は1261億ドル。2030年には1689億ドルになる見込み。年成長率は5%と試算。
・2020年の売上高は2億3400万ドルドル、2021年は3億2600万ドル、2022年(1月〜6月末)は4億ドルとしっかり伸びている。
・利益は2020年288万ドル、2021年357万ドル、2022年(1月〜6月末)322万ドルとなっており、黒字かつ右肩上がり。
とまあこんな感じ。
国際物流の要であるコンテナ船に燃料を提供する会社だからなくなることはなさそう。
ただ収益の約90%以上が中国・台湾の港というのは大きなリスク。
政府の鶴の一声で港が封鎖されたり、対米関係が悪かったりでどうにも怖い。
また海運に関わる会社は世界経済が悪化したときの打撃も大きい。
事業内容的にも10倍株(テンバガー)になるのは難しそうであるな。